マーヴェル哲学
【目次】
【初めに】美容室マーヴェルからのメッセージ
【哲学①Purpose】マーヴェルの存在意義
【哲学②Mission】マーヴェルの使命
【哲学③Vision】マーヴェルの未来像
全ての活動は
お客様の喜ぶ
ヘアスタイルのために
美容室の確固たる哲学が
顧客をあるべき姿へと導く
「あなたの喜ぶヘアスタイルを一緒にデザインしていきましょう。」
美容室マーヴェルでは、「全ての顧客体験は、顧客へのメッセージそのものである。」と考えます。
あるサービス、食事、商品は、それらを提供する企業やお店から顧客へ届けるメッセージそのものです。
私たちはサービスや食事、商品という体験を通して、言葉ではないメッセージを受け取っているのです。
嬉しい、美味しい、楽しい、便利etc…というような肯定的なメッセージもあれば、その逆もございます。
当然ですが、美容室にご来店されるお客様はみな、その美容室から良いメッセージを受け取りたいと願っています。
美容室マーヴェルでは、体験するサービスを通して「あなたの喜ぶヘアスタイルを一緒にデザインしていきましょう」というメッセージを発信しています。
お客様と美容室が一体となり、相互互助の精神によってヘアデザインを完成させていきましょうという思いが込められています。
そのために、
- 顧客1人1人に合わせた丁寧なカウンセリング
- 悩みや課題の解消に向けた施術
- 骨格補正カットの技術
- 成果のでる安心安全の商品
- 成果のでる高品質な備品
- 顧客の自己表現の尊重
- 心地よさと安心を実感できるプロセス
を重視しています。
「顧客の喜ぶヘアスタイル」をデザインするためには、一つも欠けてはいけない大事な要素ばかりです。
この一つ一つの要素が重なり合うことで「顧客の喜ぶヘアスタイル」が完成し、無事に顧客へメッセージを届けることができるのです。
全ては「顧客の喜ぶヘアスタイルを作り上げるため」であり、そのために美容室マーヴェルではヘアサービスの基準を「道徳」に置いています。
「顧客の喜び」を中心に考える「誠実な経営」を核としているからです。
代官山という場所にあぐらを掻くことなく、売上に囚われることのない高潔さ。
気高く誇り高い和の精神を持って、「顧客の喜ぶヘアデザイン」に取り組みます。
それが美容室に課せられた「社会的責任」であるとマーヴェルは考えます。
それは一言で「哲学」と表現できます。
技術や商品も大切ですが、それを扱う人がどのような心構えなのかが最も重要と考えます。
美容室マーヴェルの心構え。
すなわちどのような誇り・信念を持ってヘアデザインを行なっているのか?
その「マーヴェルの哲学」をこれから解説していきます。
存在意義(Purposeパーパス)とは、それが存在していることの意義や価値、重要性のことを指します。
全ての核をなす、その存在の伝えたい想いそのものです。
つまり
「美容室マーヴェルは何のために存在しているのか?」
「美容室マーヴェルの根幹は何なのか?」
という質問に答えるものです。
美容室という存在を本質から捉えたときに、美容室マーヴェルでは「顧客の喜ぶヘアスタイルを作り上げる」というシンプルかつ明確な結論に辿り着きました。
この定義は、顧客の喜びが美容室マーヴェルの最優先事項であることを示しています。
今日にも美容室マーヴェルが存在できるのは、「顧客の喜ぶヘアスタイルを作り上げる」という成果を出し続けているからです。
昨今、美容室の増加と共に売上や回転数に囚われた美容室が増えてきました。
とにかく効率重視のカウンセリングから始まり、顧客の喜ばないサービス、そしてヘアデザインが提供され、美容室の本質が問われています。
顧客の喜びが少ない美容室は、社会に存在し続けることは難しいでしょう。
マーヴェルの存在意義は、
- 接客やカウンセリングを始めとするサービス全般
- ヘアデザイン技術
- その他の顧客体験 etc…
という全ての業務が、「顧客の喜びという目標に集中する」ことを意味します。
例え美容業務に忙殺されかけたとしても、この組織全体の方向性を思い出させてくれる北極星がある限り、美容室の本質を胸に抱きながら顧客と接することができるのです。
この強力な道標のお陰でマーヴェルは顧客の支持を得て発展してきたといっても過言ではありません。
常にその「責任」を胸に秘めながらヘアデザインに取り組むことこそが、良い仕事に繋がるとマーヴェルは確信しています。
使命(Missionミッション)とは、組織や個人が達成しようとしている具体的な目標や役割のことを指します。
言い換えればこれは、「美容室マーヴェルは何を達成しようとしているのか?」という質問に答えるものです。
美容室マーヴェルでは「ヘアスタイルの悩み・課題を個別対応で解消し、自己表現を叶える居場所を提供する」という使命を掲げています。
当店のメイン顧客層は40〜60代の女性です。
その層のお客様は、10〜30代とはヘアスタイルにおける考え方や捉え方がしばしば異なります。
40〜60代では、自己表現はより熟練され、洗練された形をとる傾向があり、個人の独自性や経験がより強調されています。
しかし、ヘアスタイルの悩みや課題が大なり小なり現れる年代でもあります。
悩みや課題の解消・解決・改善を希望しつつ、トレンドも気にし、個人の好みやライフスタイルに合わせたヘアスタイルを求めるのです。
シンプルに表現するならば、総合的な似合わせを重視する傾向にあるのです。
美容室マーヴェルではカウンセリングにて、お客様の抱える悩みや課題を明確にし、その解消・解決・改善に全ての資源(技術・商品・備品・環境・時間)を集中していきます。
それによってヘアスタイルの悩み・課題を「解消・解決・改善」に導きます。
この使命は、常に顧客の悩み・課題の解消・解決・改善を達成するために、サービス・技術・商品・備品・環境・人格の向上に努めていくという実践目標を掲げているということです。
同時に、「顧客が心置きなく自己表現を希望し、実現することのできる場所」として美容室を作り上げていきたいという決意も表明しています。
年齢や見た目によって、髪型のオーダーの否定や批判、拒絶をされた経験をしてしまうと、次第に限定された自己表現へと萎縮してしまいます。
それは自己表現に対してネガティブな感情や思考を抱いてしまい、大きな機会損失に繋がりかねません。
多くの方は思い当たる節があるのではないでしょうか。
自己表現は、私たちが最高の自分自身であり、他人と効果的に働き、生活することを可能にします。
自己表現を通じて、私たちは創造的で革新的な思考、問題解決、計画などの高次能力にアクセスすることができるのです。
教育者や芸術家は、自己表現が自己との関係や他者との関係、さらには仕事においても重要であると指摘しています。
新渡戸稲造
新渡戸稲造の「武士道」からの一節:
「己を知ることは、己を高める第一歩である。」
これは、自己表現が自己成長に不可欠であることを示しています。
福沢諭吉
福沢諭吉の「学問のすすめ」からの一節
「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らずと言えり。されば、万民いずれの身をも自己に保つことを得るなり。」
この言葉は、個々の自己表現と自立の重要性を説いています
パブロ・ピカソ
ピカソは「自己表現は全ての芸術の基盤である」と考え、自身の感情や考えをキャンバスに表現しました。
ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ
ゴッホは、自身の内面の葛藤や感情を絵画に表現することを重視しました。彼は「絵を描くことは私にとって自己表現の手段であり、自分自身を理解し、他者とつながる手段である」と語っています。
マーヴェルでは、ヘアデザインという自己表現を通して、人生をより充実させて欲しいという想いがあります。
だからこそ、40〜60代の年齢を重ねることで獲得される経験、自信、洗練された自分自身をヘアスタイルに反映していくのです。
このアプローチによりヘアスタイルは、個々人の個性や価値観を豊かにし、より充実した人生を送るための手段となり得ます。
自己表現を通じて、人は自分らしさを表現し、さまざまな生活の場面や自分の気持ちに合わせてスタイルを変えることができるのです。
40〜60代の女性においてヘアデザインは自己表現のより重要な手段となり、それを心置きなく表現できる場所として定義しているのがマーヴェルなのです。
美容室マーヴェルの使命は「ヘアスタイルの悩み・課題を解決し、自己表現の居場所を提供する」ことであり、それは顧客の問題解消・解決・改善と自己実現へのサポートを実現するという決意を表明しているのです。
未来像(Visionヴィジョン)とは、組織や個人が将来達成したい理想的な状態、目指す理想の未来を指します。
これは長期的な目標や夢を表し、「美容室マーヴェルは将来どうなりたいのか?」「何を実現したいのか?」という質問に答えるものです。
美容室マーヴェルでは「自己表現・他者の幸福・社会貢献・自然調和の実践と追求を通じて、人徳者を育成する共同体を作る」という未来像を掲げています。
■自己表現の実践と追求について
これは顧客のヘアデザインを通して、ヘアスタイルだけではなく、顧客のライフスタイルやアイデンティティにも良い影響を与えていきたいという美容室の新しい姿勢を表しています。
美容室マーヴェルの主要な顧客層は、40〜60代の女性で、「自分自身のライフスタイルや個性を反映させたヘアスタイルを求める方々」です。
年齢を重ねたことによる特有の髪の悩みや課題を抱え、それらに対する質の高いサービスやケアを望んでいます。
40〜60代の顧客層は、自分の要望を深く理解してくれる美容師を求め、同時に技術的な高さや安全性の高い商品を使用しているサロンを好む傾向にあります。
当サロンは、
- これらのニーズに応えるための知識
- 確かな技術
- 安全かつ成果の出る商品
- 丁寧なサービス
を備えており、その結果、顧客一人ひとりの自己表現に合わせたパーソナルヘアデザインを提供しています。
そのヘアデザインから得られる自信や自己肯定感は非常に貴重なものであり、ライフスタイルの向上だけでなく、自己のアイデンティティという自分たらしめる精神的支柱を成長させる手段にもなり得るのです。
■他者の幸福の実践と追求について
どこまでも自己利益を追求してしまうのが人間です。
その過程によって培われる精神は、利己の精神に他なりません。
その利己の精神は、様々な場面で自分にとって利益になるかならないか?という打算的な基準を生み出し、損得勘定、利害関係でしか物事を考えられなくなるのです。
もちろん利益を追求すること自体は悪いことではなく、生きていくためには利益の追求も必要であり、利益がなければ社会への還元も行えません。
ここでお伝えしたいこととして、打算的で損得勘定かつお金が基準という生き方を続けていると、あらゆる場面での思考・感情・行動は利己的な精神の元、判断が下されるようになり、自分中心の個人主義が確率されるということです。
今だけ良ければいい、お金だけ確保できればいい、自分だけ良ければいいという利己的な精神は、社会のあらゆる共同体に悪い循環を作り出します。
利己的な精神が蔓延すると、共同体である家族、大中小企業などの組織、人々の住む市区町村などにも高い確率で悪い循環を作り、その悪い循環を受けた共同体は社会に悪い影響を及ぼし、ひいては国に影響を与えます。
それは個人主義が台頭し、家族や地域などの相互互助の精神が薄くなり、繋がりのない断絶した社会が形成されるのです。
そのような負の連鎖を断ち切り、徳の循環を作り出すには、「他者の幸福を実践すること」です。
西郷隆盛
明治維新の立役者の1人であり、薩摩藩出身の武士であり政治家の西郷隆盛は「敬天愛人」という思想を持っておりました。それは「他人を思いやり、助け合う心を持つこと。他人の立場に立って考え、共感すること。」といった人を愛するという考えがありました。
美容室においても例外ではなく、「顧客の喜ぶヘアスタイルを作り上げる」ことによって他者への幸福を実践します。
それは利他の精神を養い、健全な人格へと成長します。
健全の定義とは、お互いさまお陰さまといった誠実かつ健康的な精神であるということです。
それは日本人が昔から実践してきた、道徳的な精神に他なりません。
つまり、他者の幸福を実践し追求するヘアデザインは、「自己の道徳的な精神性を養い、徳の循環を作り出すためのカギ」なのです。
個人が他者の幸福のために今できることを実践するという生き方こそ、美容室マーヴェルの目指す未来像であり、人材教育の要であると確信しています。
それが人徳者への道であり、人生を充実させる本物の道だとマーヴェルは考えます。
■社会貢献の実践と追求について
小さな行動が積み重なることで大きな変化がもたらされるという事実は、身近なところからコツコツ活動を始めることの大切さを教えてくれます。
社会貢献においても同じで、人は一人では生きてはいけません。
社会という共同体の繋がりが薄くなっていけば、人間関係の孤立だけでなく、人の役に立ちたいという意識さえも希薄になってしまいます。
社会や地域との結びつきがなくなっていけば、人との交流も限定的になってしまい、交流が限定的になれば周りの役に立とうといった課題や問題意識も当然芽生えないからです。
マーヴェルは、社会共同体としての絆を強くすることは、個人や組織がより良い社会を作り上げていくために必要なことだと考えます。
その個人や組織の立場から社会に貢献することは、社会全体の福祉を向上させるだけでなく、個人や組織の道徳観や倫理観を高め、他を思いやる文化を醸成します。
他を思いやるの文化は長期的な繁栄の要であり、地域社会との友好関係を築くことにも繋がります。
個人はより充実した人生を送るための重要なステップとなり、組織なら発展に欠かせない責任と公への貢献意識を組織文化として醸成するチャンスになるでしょう。
多くの人や組織は目に見える利益や短期的な利益に注目しがちです。
しかし、道徳観や倫理観、人格の成長、文化醸成といった目に見えない利益こそ長期的な繁栄のカギがあり、持続可能な社会の構築に寄与するとマーヴェルは確信しています。
今あるリソースの中でポジティブな影響をもたらし、社会という広い共同体の成長と調和を促進するのです。
この相互互助の精神こそ人と社会が調和するための要であり、調和により双方成長するサイクルが生み出されます。
これこそまさしくお陰様の精神であり、日本人が古来から大切にしてきた気高い生き方なのです。
渋沢栄一
渋沢栄一は日本の実業家であり、「日本資本主義の父」と称される偉人です。彼の著書「論語と算盤」では道徳と経済を両立させることの重要性が説かれています。渋沢栄一は経済活動を行う上で道徳が欠かせないと強調しています。倫理的な行動が信頼を築き、長期的な繁栄に繋がると考えています。また個人の利益だけでなく、社会全体の利益を考えること。つまり公益を重視することで持続可能な社会の構築が可能となることも説いています。
以上のことから社会貢献は、道徳観・倫理観・人格という他を思いやる心を高め、同時に個人や組織を社会という共同体の利益を優先する価値観へと成長させ、長期的な経済成長の支えとなり国の繁栄に寄与することに繋がるとマーヴェルは考えます。
だからこそ、人や組織には社会への貢献活動が必要なのだとマーヴェルは考え、それが未来にも繋がるカギになると信じています。
■自然調和の実践と追求について
私たちは自覚するしないに関わらず、自然から非常に多くの恩恵と学びを享受しています。
空気・水・陽の光・風・火・土・木etc…は、様々な形で生きとし生けるものに恵みを提供し続けています。
空気の価値
空気は、私たちの命を支える最も基本的な要素です。私たちは無意識のうちに呼吸をしていますが、そのありがたさは水中での状況に置き換える切実に感じるものです。ダイビングで使用される酸素ボンベを基にすると、1時間分の空気の費用は約4,000〜8,000円とされています。これを1日換算すると、24時間で約96,000〜192,000円かかる計算になります。私たちが毎日無料で得ている空気の価値は、莫大なものなのです。
水の価値
水は生命の維持に欠かせない資源です。日本のように水道水を直接飲める環境は非常に貴重です。アジア圏では唯一日本のみで、日本以外では、ヨーロッパの数カ国やアフリカの南アフリカ共和国など限られた地域でしか、安全に水道水を飲むことができません。この貴重な水の価値を日本で考えると、ペットボトル1本(500ml)のミネラルウォーターの価格は約100〜150円ですが、飲料水だけで1日に最低2リットル計算で約400〜600円、1年間では約146,000〜219,000円となります。しかし、水道水が利用できない地域では費用だけでなく労力がかかり、水の入手が困難な地域もあります。
陽の光の価値
陽の光は植物の成長に必要不可欠であり、私たちの食料を育む源です。太陽光がなければ、作物は育たず、食料供給が途絶え、多くの生物がその恩恵を失ってしまいます。農作物の生産において、太陽光がどれほど重要であるかを考えると、私たちが普段手にする食料の価格は、すべて太陽の恩恵を反映しています。もし太陽光がなければ、人工的に作物を育てるためにかかる費用は莫大なものとなり、食料の価格も劇的に上昇するでしょう。
枚挙にいとまがありませんが、もはや数字で換算できないほど私たちは自然の恩恵を享受しているのです。
生きとし生けるものは自然と共に生き、それぞれの役割を全うしてその生涯を終えていきます。地球の生物が存在できるのは、自然という大いなる恵みがあるからこそなのです。
日本では、神道が自然と密接に結びついています。神道は自然そのものを神聖なものとして捉え、山・川・森などの自然環境が神々の住まいであると信じられています。
この自然崇拝の思想が日本人の生活や文化に深く根付いており、環境と調和した生活を営むことが重要視されてきました。
聖徳太子のような歴史的な人物も、仏教と神道の調和を図りながら、自然を敬い、それを保護することを強調していました。
それが自然と調和した持続的な生き方そのものなのです。
一方で、西洋文明はルネサンス以降、科学技術の発展と共に自然を制御し、征服することを目指してきました。
コロンブスのアメリカ到達以降、白人主導の植民地主義が世界中に広がり、大量生産・大量消費の物質主義が台頭しました。
この西洋的な発展のモデルは、短期的な経済的成功をもたらしましたが、同時に自然破壊や環境問題を引き起こし、現代においてその限界が明らかになりつつあります。
- 工場汚水の垂れ流し
- 工場による大気汚染
- 山を切り崩して太陽光パネルの設置
- etc…
自然を我が物にしようとする傲慢さが、昨今の環境破壊や温暖化に現れているのです。
これに対して、日本は長い歴史の中で、自然との共生を基本とした社会を築いてきました。縄文時代から続く森との共存の思想は、現代に至るまで日本の文化や社会に根強く残っています。
日本の森は豊かで、国土の多くが緑に覆われています。
このことは、日本が自然の循環を尊重し、持続可能な方法で資源を利用してきたことを示しています。こうした自然との共生の姿勢が、日本の長期的な繁栄を支えてきた要因の一つと考えられます。
西洋文明がもたらした自然征服の思想が行き詰まりを見せている現在、再び自然との共生を見直す動きが世界中で広がっています。
日本の神道や仏教の教えは、現代においても持続可能な社会を築くための重要な指針となり得ます。
聖徳太子のような先人たちが大切にしてきた自然への畏敬の念と、それに基づく社会や企業の在り方は、今後の日本の発展、地球環境を考える上で必須の考えになると、美容室マーヴェルは確信しています。
聖徳太子
聖徳太子は、仏教を国家の中心に据え、神道との調和を図ることで、日本社会に自然を大切にする精神を広めました。彼は「和を以て貴しと為す」という思想を17条憲法に反映させ、社会全体の調和と平和を重視しました。また、法隆寺などの寺院を建立し、仏教と自然の調和を説き、「不殺生」の教えを通じて、自然の中で共存する生命を尊重する精神を広めました。また神仏習合の先駆けとして神道と仏教の共存を推進し、自然崇拝と仏教的倫理観を国民に浸透させ、公共事業を通じて自然と人間の調和を図り、災害防止にも努めました。これらの取り組みによって、太子は自然を敬うことの重要性を国民に伝え、日本社会に深い影響を与えました。
自然との調和、自然との共生こそ、健全な人格を養い、心身の健康と道徳の実践、ひいては人徳者になるうる基礎を築いてくれるとマーヴェルは考えます。
自然との調和を求めることは、持続可能な生活と精神の健康に寄与し、私たちの行動が環境に与える影響を意識することを促します。また、自然に対する敬意と感謝は、単に環境保護に留まらず、人間としての人格醸成と深い満足感、平和をもたらすのです。
自然の摂理や法則に調和する生き方をすることで、環境問題に対する真の解決策に近づけるという視点は、単に表面的な対策を超えた持続可能なアプローチを示しています。
この考えが広がれば、個人から家族、地方自治体、さらには国全体へとポジティブな変化が波及するでしょう。
西洋文明が自然を征服することで一時的な繁栄を得た一方で、長期的にはその限界が現れていることを考えると、日本の自然との共生の道が持続可能な未来への鍵となる可能性が高いといえます。
美容室マーヴェルの未来像は、自然との繋がりと共に自然との調和を高め、自然の摂理や真理のバイオリズムと一体となった事業を、次世代の模範となるよう実践したい意志を表明しています。
そのために、
- 3日で80%分解されるお酢系洗浄剤を使用することで、CO2排出削減と水質向上
- カラー材容器を専門業者に依頼し、再生資源としてアルミニウムにリサイクル
という美容室が今できることを継続していきます。
後世にまで受け継がれるべき意志を育みたいという想いが、美容室マーヴェルを動かします。
■人徳者を育成する共同体について
美容室マーヴェルでは、「自己表現・他者の幸福・社会貢献・自然調和の実践と追求」を持続していくことで、人徳者を育成することができると確信しています。
美容室を、美容技術と人徳者の育成機関として確立し、より多くの価値と貢献が提供できる人材を輩出していきたいと考えています。
顧客への貢献(仕事)を通じて技術と人格を磨き、人徳者へと少しずつ成長していきます。
人徳者の集団は、顧客に支持をされるお店(共同体)として人、家族、社会へと良い影響を与えていくのです。
技術力のある人徳者を束ねる美容室ともなれば、世間が放っておきません。
人気があればより社会への影響力も大きくなり、より良い未来像が描けるようになるのです。
それは一言で表現するならば、「誠実」と言えましょう。
誠実とは、偽りなき真実の言葉は成就するという意味です。
渋沢栄一
「商業の徳義で、もっとも重要なるは信である」
渋沢栄一が掲げた商業と道徳の一体により、関わる人々の精神的な成長と、その家族や社会が笑顔となるようなアプローチが可能となります。
他者の幸福の実践と追求の章で述べましたが、
自らの心を統御できなければ、言動により自動的に内部崩壊していき、幸せな人生を切り開くことは難しくなっていきます。
今だけ良ければいい、お金だけ確保できればいい、自分だけ良ければいいという利己的な精神は、社会のあらゆる共同体に悪い循環を作り出します。
利己的な精神が蔓延すると、共同体である家族、大中小企業などの組織、人々の住む市区町村などにも高い確率で悪い循環を作り、その悪い循環を受けた共同体は社会に悪い影響を及ぼし、ひいては国に影響を与えます。
それは個人主義が台頭し、共同体が破壊されることを意味します。
鮎川 義介
「古来事業をなすには、天の時、人の和といい伝えられているが、これを貫くに至誠をもってしなくては、事業の成功を期することはできない。」
日本の実業家であり、日産コンツェルン(日産自動車株式会社の前身)を創業した人物として知られています。戦前から戦中にかけて、日本の重工業や自動車産業の発展に大きく貢献しました。鮎川は、事業の成功には「天の時、人の和」といった条件だけでなく、「至誠」(真心を尽くすこと)が必要であると強調しました。ビジネスにおいて信念と誠意を持って取り組むことの重要性を説き、それがなければ成功は望めないと考えていました。彼の人生と業績は、日本の近代産業史において重要な位置を占めています。
経済活動を通して人格を極めるのが経済の本質です。
美容室マーヴェルの未来像は「自己表現・他者の幸福・社会貢献・自然調和の実践と追求を通じて、人徳者を育成する共同体を作る」ことであり、技術提供と人材育成を通じて、人、家族、社会に貢献することを目指しています。
これはマーヴェルの核となる価値観と、未来への方向性を示すものであり、マーヴェルが顧客に提供しようとする価値と持続可能な成長を明確に捉えている志そのものです。
いかがでしたでしょうか。
美容室マーヴェルは、顧客の喜ぶヘアスタイルを作ることを中心に起き、全ての活動を行います。
顧客の喜びのために悩みや課題を明確にし、各々の自己表現を実現するために技術を提供します。
そして成果を最大化するための商品・備品にも力を入れています。
結果、顧客の求めるヘアスタイルが完成し、それを継続できる訳です。
全ては顧客への成果に責任を持っているからこそ、実現できるのです。
これを見ているお客様。
マーヴェルの想いに共感できた場合は、ぜひ美容室マーヴェルをご利用下さいませ。